職場インタビュー

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風通しの良い社内が強み!時代に合った働き方を発信しています

酒田酒造株式会社

製品部 大井 理恵さん(左)、製造部 海藤 香澄さん(右)

会社紹介

当社は、日本酒やリキュールの製造を行っています。直接の販売はしておらず、酒販店や飲食店で取り扱っています。本社には製造部と瓶詰めの部署があり、京田工場でラベルを貼って発送しています。製造部がお休みの夏の期間は営業の仕事を行っており、北海道から九州まで幅広く商品を取り扱っていただいています。従業員の男女比率は同程度で、現在は約20名が働いています。

酒田酒造の商品について

「上喜元」という日本酒を販売しています。人気商品は辛口タイプのお酒です。
県内での販売はもちろんですが、県外では主に飲食店で取り扱っていただいています。地域によって好まれる味は様々で、東の地域では辛口タイプ、
西の地域ではすっきりタイプが好まれる傾向にあります。また、最近は若い女性や外国人の方も普段から飲んでいるというお声をいただくことが多いです。



イベント開催でお酒の魅力を発信

毎年9月第3土曜日に、当社主催の「蔵開き」というイベントを行っています。
今年で3回目の開催となります。京田工場を会場に、有料の試飲、イベント限定のお酒やグッズの販売、キッチンカーによる食べ物の販売などを行っています。

当社は直接販売を行っていないため、この機会にお客様はどのようなお酒が好きなのか、売れている商品など、ヒアリングも兼ねてお客様と直接お話する場を設けています。普段から上喜元を飲む方や、取引先の方など、毎年来てくださる方もたくさんいらっしゃいます。イベントを通して、普段なかなか関わることのできないお客様と、コミュニケーションを取ることができて嬉しく思います。

商品の種類が多いので、色々な種類を飲みたいけれどたくさん飲めないという方も多く、有料試飲を設けて少しずつ楽しんでいただき、より多くお酒の発見をしていただきたいと思っています。


蔵開きの様子

会社の魅力、働きやすさについて

社内の風通しが良いところが当社の魅力です。社長との距離が近いので、困ったことがあったら気兼ねなく相談でき、すぐに問題解決に向かうことができます。働きやすさへの取り組みについては、去年から勤務時間をシフト制にして、満遍なく休みが取れるようにしています。製造部は、繁忙期の冬は休暇が取りにくいのですが、その分夏の期間の休暇を増やし、トータルでしっかり休暇を取れるようにしています。有給休暇も取りやすくするために、現在は人員配置などを調整しているところです。

プライベートも充実しています!

海藤さん:私が所属する製造部は7月、8月、9月上旬は金・土・日曜日がお休みで、それに加え夏季休暇もあります。夏季休暇中は、新潟や秋田に旅行をしたり、ライブに行ったりしました。毎年夏休みは何をしようか楽しみに思いながら、冬の忙しい時期を頑張って乗り越えています。

大井さん:最近はスポーツ観戦が趣味で、サッカーやアランマーレの試合を観戦しています。県外に観戦に行くこともあり、好きな選手を応援し活力を得ています。



人手不足を解消するために

海藤さん:日本酒業界は人手不足が深刻で、従業員の高齢化が進んでいる状況です。そのため、もっと若くてバイタリティがある人材が入ってほしいと思っています。今の若い世代は、休暇の取りやすさを重視している方が多いのではないかと考えます。酒蔵は、きつい・辛い・休みがないというイメージが強いため、仕事とプライベートの両立ができるよう休暇制度を徐々に整えています。業務量が多い時期は、上司も休暇を取れないことが多いため、部下など周りの人も休暇が取りにくい雰囲気がありました。今はしっかり休暇を取ってもらうように普段から呼びかけをしているので、休暇の取りやすさは改善されていると実感しています。

大井さん:海藤さんのような若い人材が入社してくれて、今の時代に合った働き方を積極的に発信してくれたおかげで、社内の風通しが良くなるとともに、古い考えのままではいけないということに気づきました。自分が子育てをしている時にも、周りの協力があり休暇を取ることは出来ていましたが、今はさらに働きやすい環境になったと実感しています。


左:海藤 香澄さん 入社9年 製造部 課長(酒母担当)
右:大井 理恵さん 入社12年 製品部(ラベル貼り・発送業務担当)

お二人の今後の目標

大井さん:私は京田工場で、完成したお酒にラベル貼りをしています。本社の製造部の皆さんが冬の寒さと多忙の中、一生懸命お酒を作ってくれています。その思いを大事にし、綺麗に梱包してお客様に届けなくてはという思いが入社当時から変わらずにあります。製造部は、夏になると手が空く人が多いので、京田工場に来て仕事を手伝ってもらっています。部署ごとに勤務する場所は離れていますが、お互いに協力し合うことで会社の一体感が生まれていると実感しています。

海藤さん:お酒の美味しさをもっと広めたいと思っています。新型コロナウイルス感染症の影響で、飲み会が自粛の流れが続いているので、お酒の消費量が減ったと感じています。これからもイベントなどを通して、たくさんの人にお酒の美味しさを知ってもらい、お酒はあまり美味しくないと思っている人達のイメージを変えられるきっかけになればいいなと思います。また、もっと若い人たちが入社してくれるように、休暇制度などを整えていきたいです。







酒田酒造株式会社

住所
【本社蔵】
〒998-0037山形県酒田市日吉町2-3-25
【京田工場】
〒998-0102山形県酒田市京田2-26-2
電話
0234-22-1541
創業
1947年
従業員数
22名
事業内容
清酒「上喜元」製造販売、リキュール製造販売