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- 代表取締役 山本洋司さん(中央)、総務部長 庄司さん(左)、賃貸営業部 主任 池田さん(右)
活躍に垣根なし! ~認め合える自由な気風と自然体の取り組みで”えるぼし認定”取得~
株式会社大丸不動産
代表取締役 山本洋司さん(中央)、総務部長 庄司さん(左)、賃貸営業部 主任 池田さん(右)
会社紹介
株式会社大丸不動産は、酒田を中心に賃貸・売買の仲介や管理建売住宅の建築・販売などの不動産取引業を行っています。
「地元に根差した企業であると共に、本業を通じて地域社会に貢献し続ける企業である事」という理念のもと、地域が抱える経済・社会・環境問題を、ビジネスを通して解決する方法を常に模索しています。
事業で得た売上の一部を地元の将来を担う子どもたちや地域のお祭りに寄付するなど地域社会に還元する取り組みも行っており、地域の方々にとって身近な存在であり続けたいと考えています。
全社員が中途採用で、前職は工場勤務、運転手、一般企業の事務職など、年齢も転職理由も様々。しかも営業が初めてという社員がほとんどです。
色々な考えや個性を持つ人たちが集まっていて、認め合える自由な気風がありますし、それぞれの知識や得意分野を活かせることはチームとしても強みだと感じています。
また、社員同士の仲が良いことも自慢です。
常に話し合いしながら、助け合いながら仕事をできるのは業務の質向上にもつながっています。
えるぼし認定取得を目指したきっかけ
庄司さん:
当社は令和6年8月にえるぼし認定(2つ星)を取得しました。
酒田市は「日本一女性が働きやすいまち」を目指す宣言をしていますよね?
認定取得をひとつのきっかけとして、社員がより自分の会社に自信と誇りを持ってほしいという思いもありました。
男性の方が出世しやすいとか、男性の方が給与面でも優遇されている企業が多いことに、以前は「それはしょうがないのかな…」と諦めにも似た感情がありました。
能力があるにもかかわらず男性ばかり昇進していく状況は、同時に女性たちの希望ややる気が奪われていくような感覚も感じていました。
当社に入社すると女性管理職も多く、役職や職務内容に性別が全く絡んでこないことに驚き、モヤモヤがスッと晴れていったのを覚えています。
そんな環境だったこともあってか、社長もえるぼし認定に関心を持っていて要件などを調べると「特別なことをしなくても今のままで取得できるかもしれない!」ということに気づき、申請することにしました。
取得に向け、男女の採用比率や時間外労働の合計時間数など具体的な数値を算出・分析することで実態把握と自社課題が見えてきました。
データ抽出・集計には苦労したものの、福利厚生や就業年数など多角的に自社を見つめ直すことができたのは何よりの収穫でした。
山本さん:
「女性が元気な会社=会社自体が元気」だと常々感じています。
私が入社したのは25年ほど前、当時の上司は何でも率先して行動するパワフルな女性でした。
その頃から女性が活躍できる土壌があり、今も当社で働く女性たちが元気だからこそ、今回の認定取得につながったのだと実感しています。
普段から社員の意見が私まで上がってくることは風通しの良い証拠ですし、すごく良いことだと思っています。
庄司さん:
昼休みに社員から色々な意見を聞くことがあって、昼休み後すぐに社長に伝えています!(笑)
社長もその日のうちに動いてくれるので、受け入れてもらえているという安心感がありますし、働きやすさが自分たちに還元されるのは俄然やる気につながります。
具体例としては、約1年前に女性専用休憩室やパウダールームを設置したことです。
認定取得を意識したものではありませんでしたが、社員数も増え手狭になったこともあり、より快適で働きやすい職場になるようにと設けました。
認定を受けるにあたっては、継続就業(勤続年数)の項目がどうしても足りず2つ星になりました。
でも理由は全然マイナスではなくて、近年、社員数が増加したというプラス要因があったためです。
これから先も社員が働き続け、経験やキャリアを築いていってくれることを願っていますし、今後、3つ星に挑戦するという新たな目標もできました^^
働きやすさ、ココにあり!
池田さん:
私は入社して4年、賃貸事業部の主任として働いています。
仕事内容は主に賃貸物件の問い合わせ対応や、物件の現地案内、入居者からの修理依頼受付・手配などを行っています。
前職はシステムエンジニアで、営業職は初めてです。
当社は性別、役職、年齢も違いますが、部署に関係なく仲が良いので垣根を越えてフラットに相談できることがとても有難いです。
お客様からの問い合わせ内容や要望は多岐にわたり、一人ではなかなか解決できないようなことも皆で相談しながら解決策を考えられるのは強みであり、余計なストレスがありません。
庄司さん:
認定取得について振り返ると、新型コロナウィルス感染症の流行によってそれまでは外に向けていた時間や意識を内(自社)に向け、見つめ直す良い機会だったと思います。
改めて職場を見てみると、昼食をカップラーメンで済ませたり、糖分の多い飲み物を摂取していたりと健康面で心配になる光景が…。
これではダメだ!と社員の健康を考えて以下のような福利厚生の改革を行い、その結果、健康経営優良法人(経産省)の認定も受けました。
・ドリンクサーバーの導入(お茶を中心とした健康的なラインナップ!)
・低糖質の弁当に限り、1食100円補助
・スポーツジム等利用費の一部補助(1年以上通った場合、上限2万円)
・自社菜園で採れた無農薬野菜の無償提供
池田さん:
今ではお弁当を買いに行ったり、飲み物を準備したりといった手間が一切なくなったうえ、ジムにも通い、より健康的になりました^^
物価が高騰している今、野菜の無償提供は本当に助かっています!
女性管理職に関しては、私が入社した当初は管理職ではなかった先輩女性たちが認められ、役職が上がっていくのを見ていたので、男女関係なく能力があればどんどん活躍できる会社だと肌で感じてきました。
「認めてもらえる」ということはやる気が沸きますし、モチベーション向上にもなりますね!
女性専用休憩室を設けたことで快適さも増し、自然と会話も弾みます♪
社長自ら丹精込めて育てる無農薬野菜は社員に大好評
庄司さん:
男性社員は当然のように給与も良くてどんどん出世していき、男性新入社員からも抜かされていくのに
自分はいくら頑張っても給与も変わらない…という企業は少なくないと思いますが、当社は男女差がないことがすごく良いところだと自負しています。
たまたま女性だというだけで、社員のやる気を削いでしまうのは本当にもったいないです。
山本さん:
当社は女性活躍と言われる10年以上前から当たり前に行っています。
「男だから」「女だから」はもはやナンセンスですし、会社に何もメリットがありません。
能力があれば男女関係なく管理職として活躍してもらうことは、結果として会社のプラスになっています。
働きやすさの取り組みとして、時差出勤(8:15~/8:45~)を導入しています。
時差出勤導入にあたり、営業時間も10:00~17:00に短縮しました。(旧営業時間は9:00~18:00)
以前は打合せをする時間もなく開店し、定時では退勤できない…なんてこともありました。
営業時間短縮についてはリスクもありますし、何度も協議を重ねました。
心配していた売り上げですが、驚くことに短縮前よりも上がったんです!
打合せ時間や研修、事務作業、お客様対応の準備時間が確保できた等々、サービスの質が向上したことが理由だと思います。
また、コロナを機に事前予約で来店するお客様が9割以上となったことから、これまでの土日営業を第2・4日曜は休みにして定休日を増やしました。
池田さんが実感している働きやすさ
池田さん:
時差出勤によりライフスタイルに合わせた出勤が可能になりました。
帰宅後、家族との夜更かしタイムも楽しめますし、朝は遅めの出勤で通勤ラッシュに巻き込まれることもほぼありません。
週休2日制ではあるものの、残業は日常茶飯事という企業も多いと思います。
残った仕事を休日出勤で消化し、プライベートの予定もギリギリまで立てられないことも…。
でも当社は定時退勤はもちろん、有給休暇も積極的に取得できる環境なので今年はすでに3回も旅行に行ってきました!(笑)
子育て中の社員にとっても働きやすい職場だと思います。
退勤後や有給休暇を利用してリフレッシュしたり、ジムに通ったり、資格の勉強をしたりと充実した時間を過ごせています^^
不動産に関する資格は多岐にわたりますが、取得するとお祝い金支給という嬉しい制度もあります。
社員の頑張りを評価し、応援してくれる会社であり、頑張り次第で昇進できる会社です。これからも持ち前の明るさで上を目指して頑張ります!
有給休暇で旅行を満喫✨
認定取得を目指す市内事業所へ
今は就活生や求職者が様々な情報をもとに企業を選ぶ時代です。
「福利厚生が充実しています!女性が活躍しています!」といくら謳っていても実態までは分かりません。
でも、えるぼし認定は基準をクリアしなければ取得できないものなので働きやすさが証明されています。
新たに人材を確保したい事業所にとってはとても価値のある認定制度だと思います。
申請のための数値算出や現状把握など時間を要することもありますが、認定取得以上に得るものはたくさんありますよ!
株式会社大丸不動産
- 住所
- 酒田市相生町1-3-28
- 電話
- 0234-26-0903
- 創業
- 昭和57年9月
- 従業員数
- 17名(うち女性8名)
- 事業内容
- 賃貸・売買の仲介及び管理、建売住宅の建築・販売などの不動産取引業
- 備考
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【社員の保有資格】
二級建築士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、空き家相談専門士、少額短期保険募集人、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター等