会社紹介

株式会社村上キカイは1954年に創業し、住宅、家具、建具など木を扱う企業に最適な工作機械を提案・販売・アフターフォローを一括で行っており、来年（2024年）で創業70年を迎える企業です。
そして、新しい事業として林業×農業の今までにない木造農業ハウスを手がけているところです。

従業員数は7名（うち女性3名）と人数は少ないですが、一言で表すと“個性の塊！”（笑）
互いのことがよく分かり、ジョークもバンバン言い合えるような関係性だからこそ、自ずと笑顔が増えるのかなと感じています。

当社自慢と言えば、やはり“修理”と“チームワーク”！
最近では、修理業者の高齢化や廃業など様々な理由から、これまであまり関わりのなかった業種（例えば飲食店や酒造等）からの修理依頼も増えています。
そういった未経験の分野や難しそうな案件でも、皆で知恵を出し合い、我々の経験や技術で対応できるのは当社の強みです。
詳細はまだお伝えできませんが、新規事業にチャレンジでき、それに対して2年連続でインターン生が興味を持ってきてくれていることがとても嬉しく自慢でもあります！

機械搬出作業の様子

柴田さんが村上キカイで働くまで

柴田さん：　2021年より現職に就き、今年で早3年目。
最初こそ不安でしたが、当社の先輩方がよくご飯や飲みに連れて行ってくれ、すぐに酒田の生活にも慣れました。
お酒も食べ物も美味しくて、つい食べ過ぎちゃうことも。(笑)

当社では機械営業や修理、木造農業ハウスに関するＳＮＳ発信などを担当しており、毎日が発見と挑戦の連続です。

山形市出身で短大卒業後、地元に程近いホームセンターに就職しました。
ホームセンターで働くまでは機械に触れたこともなかったのですが、電動工具等の商品を扱ううちに機械への興味がどんどん膨らみました。
それを機に機械に携わる仕事がしたいと思うようになり求人を探しましたが、ほとんどが経験者や有資格者などの条件つき…。
その中で唯一、経験・資格不問の当社求人を見て、「ここだ！」と運命を感じました。

今では修理も手慣れたもの

未経験者を受け入れるにあたって

村上さん　：過去に経験者を採用しましたが、こちらが求めるスキルややり方で相違があったたこともあり、それなら経験有無ではなく、例え未経験でも意欲がある人を育てていった方がいいのではないかという考えに至りました。

柴田さんが面接に来た時、私と妻の中では「採用しよう！」と決めていましたが、社員に話したところ、難色を示されました…。
でも、突き詰めて考えてみると実は重いものを毎日持つわけではなく、例えばエンジン関係のチェンソーや、刃物の研磨などは機械がやってくれます。
工具や機械修理は男女関係なく、筋力の有無は問題ではありません。
経験はこれから教えて積んでいけばいいのだから、まず採用しよう！ということで、それから私たちの考え方や心の準備・環境整備を行いました。

コミュニケーションの取り方や言葉遣い、距離感など、年代も違えば考え方・捉え方も十人十色。
好意的に捉えられる場合も、その逆もありますよね？
何かあっても、互いに意見を言える環境をこれからも作っていきたいと思っています。

私たちは柴田さんが入社してくれて本当に良かったと思っています。
職場がすごく明るくなりましたし、一緒に現場に行き、「今日もみんなで頑張るぞ！」と一丸となって仕事に取り組めるのは、言葉では言い表せない喜びがありますね！

「柴田さんが来てくれて本当に良かった！」と笑顔で話す村上さん

これからの展望

村上さん　：酒田市が「日本一女性が働きやすいまち」になるよう、性別や地位、年齢などに関わらずコミュニケーションを図り、アイデアを出せるような社会になるといいなと思います。
また、子育て、介護、病気、障がい等々、様々な事情や背景のある方にも寄り添い、配慮できる環境づくりも大切ですね。

柴田さん　：仕事面では、今後、機械修理関連の研修にもどんどん参加して、もっと技術を身につけていきたいです。
プライベートでは、音楽を聴きながら市内の国道7号線沿いを散策したいなと思っています。
車だと気づけないことも、歩いてみると木やパンの香りなど、肌で“酒田”を感じられ、リフレッシュできる大切な時間です。
まだ知らない“酒田”にたくさん出会いたいな～と思っています♪

これから技術職を目指す未来の後輩たちへ一言！

技術職は、経験や感覚に左右されることが多いですが、何回も繰り返すことで「これってこういうことだったんだ！」などコツがわかってきます。
そして、修理が完了し、お客様からのありがとうの一言が最大のエネルギーとなり、もっと頑張りたいという意欲につながります。
挑戦したいという気持ちを大切に、夢に向かって頑張ってください！

木造農業ハウスにて